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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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いべんと。

いつものバス停にて――


「E3いきたいなぁ〜……」

イブキがスマホでゲ〜ム情報を見ながらポツリと呟く。


「……カレシと」


「たっのしいだろうな〜」

その時の事を想像して頬を緩ませるイブキ。


「なんなの? そのイ〜スリ〜って」


「ん? ゲ〜ムのテンジカイだよ! しんさくとかいっぱい、いっぱいでてんだから‼︎」


「ふ〜ん……そんなに行きたいなら付き合ってあげよっか? 彼氏じゃないケドさ」

気さくにそういう月夜に、


「ロサンゼルスだよっ⁉︎」


「外国なのっ⁉︎」


「そ〜だよ。だからキビシイなぁ〜って、そっだ! 月夜はないの? カレシといきたいトコ」


「ウチ? ウチは夏コミだけど……果たして一緒に行くのがお互いいい事なのだろうかぁ〜」


「そっか〜」


二人とも彼氏を作るという難行には触れず楽しいイベントごとに思いをはせるのだった。

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