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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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たいよ〜のしはいしゃ。

いつものバス停にて――


「スペインの女性が太陽の所有権を主張して太陽光利用者から利用料を徴収する珍事が発生?」

月夜が勉強疲れの合間に読んでいたおもしろニュ〜スにそんな記事がのっていた。


「ん? たいよ〜ってだれかのモノなの?」


「さぁ〜? でもネットオ〜クションで1平方メートル1ユーロで売り出したみたいよ。すぐアカウント停止くらったみたいだけど……」


「へェ〜。イブキさんもワクセ〜ほしいかも〜」

と、イブキが呟く。


「へぇ〜。どっかほしいトコあるの?」


「うん〜」


「月とか火星?」


「ううん」

月夜言葉に顔を横に振り――


「イブキさんチキュ〜がほしい」


「おまえは大魔王かなにかっ⁉︎」

そう突っ込みを入れる月夜だった。

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