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りある。
いつものバス停にて――
「も~すぐナッツヤスミ、ナッツヤスミ♪」
イブキが上機嫌でそんな事を言いながら夏に販売されるゲ~ムタイトルをチェックしていた。
「アンタ夏休み中ゲ~ムやるつもり?」
月夜が半ば呆れながら。
「もっちろん!」
自信満々で言い切るイブキに、
「ほら、ユニバ~サルスタジオとかでバイハザのシュ~ティング・アトラクションとかあるみただよ、アンタこ~いうの好きでしょ?」
月夜がイベント情報をスマホ画面に映し差し出す。
「うん~いってみたいな~とはおもうんだケド……」
「――ケド?」
「イブキさんテッポウとかつかうゾンビゲ~よりドンキつかうゾンビゲ~のがスキだから……ケガにんだしsちゃいそ~で」
そういいながらペロっと舌を出してイタズラが成功した子供のような表情をしてみせた。




