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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
434/4321

えび。

いつものバス停にて――


「そっか〜。も〜すぐ食欲の夏かぁ〜」


「なつぅ⁉︎」

月夜の何気ない呟きに過剰ともいえる反応をするイブキ。


「なつなのにショクヨクなの? あきじゃないの? むしろ、なつってショクヨクなくなるよね?」

などなどを矢継ぎ早にまくし立てるも、


「イブキ……夏はね――」

イブキの質問も一蹴するように口を開く。


「車海老に季節なのよっ!」


「うん? へ? あ〜そなんだ」


「この季節の車海老でつくられた、エビフライに海老天は絶品なんだからっ!」


「イブキさんはどっちかてゆ〜と、エビフライかな〜タルタルをニュイ〜ンってつけてサクサクたべちゃう」


「あら? 海老天もいいわよ。天つゆに付けてパクっとたべると衣の下はプッリプッリの海老――あぁ〜サイコぉ――」


「そっか〜……月夜はエビテンのがすきなのかぁ〜」


「えっ! エビフライも尻尾も大好きよ、なんなら夏野菜もウナギのぜ〜んぶ好きだけど」


これが『食欲の夏』かぁ〜と実感したイブキだった。

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