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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
4306/4309

しんカ。

 いつものバス停にて――


「カルビ~ははんばい50シュ~ネンをむかえた『カルビ~ポテトチップス』ブランドのうすしおのなかみとパッケ~ジをリニュ~アルっ!?」

 イブキがスィ~ツ系の話題を集めたアプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「う、うそでしょ……うそだといってよっ! カルビ~っ!」

 イブキがガンダムシリ~ズ屈指の名シ~ンを再現したかのような叫びをあげる。


「うすしおなんって、も~カンセ~されちゃってるでしょ。リニュ~アルもなにも、かえたらさがるカノ~セ~しかないようなほどカンセ~されてるに……」


「でも、あえてそのクナンにいどむかぁ~……やってみるかぁ~」


「11ガツ3ニチよりジュンジいれかえかぁ~……じゃ、もうたべてるカノ~セ~があんだねぇ~」


「カルビ~は1975ネンにポテトチップしじょ~にサンニュ~。ジャガイモをアンテ~キョ~キュ~させるためにホッカイド~にグル~プがいしゃをつくり、セ~サンシャとサイバイケ~ヤクをむすび、ポテトチップにいいジャガイモづくりをツチからかんがえイクセ~にとりくんだかぁ~……」


「センドをたもつためにパッケ~ジのウラにアルミフィルムをがったり、ポテトチップをたべるヒトにおいしく、あんぜんにジゾクてきにテ~キョ~できるようにかぁ~……」


「そのシンカはまだつづいていく……かぁ~……」


「ちなみにどう変わったの?」


「おいしくなったっ!」


「具体的には? 塩を変えたとか、厚さ、油を変えたとか――」


「おいしくなったっ!」

 そう言い切るイブキだった。

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