しんカ。
いつものバス停にて――
「カルビ~ははんばい50シュ~ネンをむかえた『カルビ~ポテトチップス』ブランドのうすしおのなかみとパッケ~ジをリニュ~アルっ!?」
イブキがスィ~ツ系の話題を集めたアプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「う、うそでしょ……うそだといってよっ! カルビ~っ!」
イブキがガンダムシリ~ズ屈指の名シ~ンを再現したかのような叫びをあげる。
「うすしおなんって、も~カンセ~されちゃってるでしょ。リニュ~アルもなにも、かえたらさがるカノ~セ~しかないようなほどカンセ~されてるに……」
「でも、あえてそのクナンにいどむかぁ~……やってみるかぁ~」
「11ガツ3ニチよりジュンジいれかえかぁ~……じゃ、もうたべてるカノ~セ~があんだねぇ~」
「カルビ~は1975ネンにポテトチップしじょ~にサンニュ~。ジャガイモをアンテ~キョ~キュ~させるためにホッカイド~にグル~プがいしゃをつくり、セ~サンシャとサイバイケ~ヤクをむすび、ポテトチップにいいジャガイモづくりをツチからかんがえイクセ~にとりくんだかぁ~……」
「センドをたもつためにパッケ~ジのウラにアルミフィルムをがったり、ポテトチップをたべるヒトにおいしく、あんぜんにジゾクてきにテ~キョ~できるようにかぁ~……」
「そのシンカはまだつづいていく……かぁ~……」
「ちなみにどう変わったの?」
「おいしくなったっ!」
「具体的には? 塩を変えたとか、厚さ、油を変えたとか――」
「おいしくなったっ!」
そう言い切るイブキだった。




