とくになるド。
いつものバス停にて――
「マックでポテトまつりっ⁉︎」
イブキがそんな声をあげる。
「きかんチュ〜はマックのポテトがM、Lともに250エンにっ⁉︎」
瞳を細長いフライドポテトにしながら、
「マックは『トクニナルド』キャンペ〜ンを11ガツ14ニチから16ニチまでおこなうかぁ〜……もう、ずっといっしょでいいんじゃないかなぁ〜?」
「あっ! でも、そ〜なるとMのソンザイかちがぁ〜……みんなLのヒトになっちゃうよねぇ〜」
「芋なんかそんないらない人が頼むじゃない?」
「にんげんのカラダはイモをむげんにたべられるよぉ〜になってんだよぉ〜」
イブキがそんなトンデモ論を口にする。
「それは肉の話しよ。イモは付け合わせだモン。肉を無限に食べてついでにイモもって感じだから、そんなイメ〜ジなだけよ」
「ほら、マックで一番売れてるのはポテト理論よ。ハンバ〜ガ〜って括りで戦えば、肉勢が圧勝よ」
と、トンデモ理論で返す月夜。
「そっかなぁ〜……? ぜったいマックはポテトでもってるとおもうけどぉ〜……」
「そんなワケないでしょ。ハンバ〜ガ〜よっ!」
「ポテトだよぉ〜」
そう言い合う二人だった。




