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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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いたりア。

 いつものバス停にて――


「なか卯がイタリア産の黒トリュフをつかった親子丼か〜……」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「『黒トリュフ香る キノコ親子丼』はなか卯自慢のふわとろ親子丼に三種のキノコ――松茸かしらっ‼︎」


「えのき、しめじ、エリンギだってショミンのキノコだねぇ〜」

 隣でそう言ってくるイブキ。


「さらにイタリア産の刻んだ黒トリュフを贅沢にトッピングした一品か〜……」


「ト〜トツにでてきたよねぇ〜……イタリアもくろトリュフも、おやこドンってゆ〜ニホンのショミンしょくにとつぜんのイタリアでトリュフ」


「まあいいじゃない」

 そんな事を言いながら、続きを読み進める。


「イタリア産の刻んだ黒トリュフを使用し、黒トリュフ本来の芳醇な香りを楽しめる一品に仕上げた。豊かな風味の黒トリュフはキノコや鶏肉の旨みが詰まった、ふわとろ親子丼と相性がイイか〜……」


「親子丼の奥深い味わいに黒トリュフのリッチな香りが食欲をかきたてられるか〜……」


「追加でタマゴを追加した品やチ〜ズを追加したものまであるか〜……」


「追加タマゴはともかく、追加チ〜ズはトリュフの香りの邪魔になりそ〜よね〜……」

 親子丼の画像を見ながら、そういう月夜だった。

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