とらっク。
いつものバス停にて――
「バ〜キンのフ〜ドトラックが一〇月十日から一二日まで出店っ!」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「新潟駅前ストリ〜トにて展開か〜……新潟か〜……」
そんな事を言いながら、日本海のほうだったかしら? 程度の新潟をイメ〜ジする。
「新潟への出店は二〇一九年以来の六年ぶりとなる……そんなに行ってないのね〜……一度バ〜キンを知ってしまうと、もうマックじゃ満足できなくなるわよね〜」
「バ〜キンは全国各地から出店希望を受け――まあ、そ〜よね〜……フツ~なら一つの街に二〇店舗はほしいところよね~」
「フ~ドトラックでは、直火焼き一〇〇パ~セントビ~フパティを使用した『ワッパ~チ~ズ』と限定販売メニュ~『スパイシ~BBQワッパ~』の二種類を提供する」
「一〇〇パ~セントビ~フパティがあれば、なんでもいいわよね~。パティだけ提供でもイイわよね~……バ~キンのいいところはそこだし」
「限定ステッカ~もある。このフ~ドトラックを一〇〇〇台は用意してほしいわよね! どんな離島でも絶対に一台はあるバ~キントラック」
そんな事をいう月夜だった。