がりバ〜。
いつものバス停にて――
「びくドンのハンバ〜グは四〇〇グラムに巨大化するっ⁉︎ 『ガリバ〜祭り』か〜……」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「ハンバ〜グレストランの『びっくりドンキ〜』は四〇〇グラムハンバ〜グなどメニュ〜が巨大化する『ガリバ〜祭』一〇月八日から開始する」
「九回目をこえる今回の開催には定番のハンバ〜グ、サラダ、イチゴミルクのほかにも人気メニュ〜のチ〜ズバ〜グデッシュやポテサラパケットデッシュが新たにガリバ〜メニュ〜として登場。ふ〜ん……ハンバ〜グ全品でっかくしてくれたらいいのに……それに四〇〇グラムってフツ〜よね?」
「とりあえずはガリバ〜バ〜グデッシュでガリバ〜バ〜グステ〜キもイイわね〜……」
商品画像を見ながら、そんな事をいう月夜。
「ん〜……イブキさんはイチゴミルクかなぁ〜?」
「ガリバ〜イチゴミルクとガリバ〜フライドポテトかなぁ〜?」
「それってオヤツじゃないの?」
「いやいや。なかなかのリョ〜だからぜんぜんこれでマンゾクだよぉ〜」
「そう? 人間は肉を食べないと生きられないのよ?」
「……そんなまいにちたべなくてもダイジョブだよ」
月夜の言葉にそう返すイブキだった。