くれ〜プ。
いつものバス停にて――
「きんよ〜にうれるアイス?」
イブキがアイスの話題を集めたアプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「アイスのアルティメットけ〜たいのひとつでああるクレ〜プアイス。そのオ〜ジャであるチョコ&バニラが『キンヨ〜にしあわせをひろげるプロジェクト』をスタ〜ト――キンヨ〜はだれでもしあわせだとおも〜けどなぁ〜……」
「むしろ、ゲツヨ〜とかカヨ〜にしあわせをひろげてほし〜よねぇ〜」
そんな事を言いながら、続きを読み進める。
「ジュ〜ライ、アイスはドヨ〜にもっともおおくうれている……まあ、いちにち1オクうれてるのが、1オク2000マンコになるかんじだよねぇ〜」
「それがクレ〜プのばあいはモクとキンにうれて、シュ〜マツとシュ〜のはじめはおちついている……」
「なるほどぉ〜……」
神妙な表情でなにかを思案しているが、頭の中ではカブト虫が歩いている。
「クレ〜プはアイスしじょ〜のジョ〜シキがあてはまらないかぁ〜……」
「まあ、たんじゅんにシュ〜のなかばでクレ〜プたべたいってヒトがおおいんじゃないかぁ〜?」
「なんでそう思うかをアイス業界の人は知りたいじゃないの?」
「まいにちアイス……まんなかのモク、キンはちょっとかわったモノをってかんじかなぁ〜?」
とくに理由が思いつかないイブキだった。




