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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
4240/4290

つきミ。

 いつものバス停にて――


「伝説のすた丼屋が月夜をスタ〜トっ⁉︎」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「伝説のすた丼屋、名物すた丼の店が九月一日から三種類の月見丼を販売する」


「いいわね〜……やっぱりタマゴいれて月にみたてるのかしら? 最近じゃパインを使う手法もあるわよね〜」

 そんな事を言いながら、続きを読み進める。


「『月見とろろ北海道すた丼』月見でトロロで北海道っ⁉︎ まあ、トロロはど〜でもいいけど……。まさかの海鮮? 陸と海の共演っ!」

 海鮮がはいった、よくわからない丼をイメ〜ジする。


「豚肩ロ〜スと牛カルビを北海道帯広名物の帯広豚丼から着想を得た特製の甘辛ダレとすた丼屋オリジナルの秘伝ニンニク醤油ダレをブレンド。香ばしく焼き上げた後に大盛りご飯のうえ盛り付け、和風だし風味づけた……絶対おいし〜やつよね〜」


「三種類といいながらも、あとは豚肩ロ〜ス多くするか牛カルビ多くするかみたいね」


「さらに並の三分の二にした『腹八分目盛り』……これはいいわ」

 興味をなくしたように、


「『腹一杯盛り』とか『腹はち切れ盛り』とかほしいわよね〜……量を二倍、三倍にした」

 画像を見ながら、そんな事をいう月夜だった。

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