とびだセ!
いつものバス停にて――
「も~すぐ17かぁ~……」
イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、記事を読みながら、
「きょねんの16シリ~ズのヒゲキはカイゼンされてんのかなぁ~?」
「ん? なんかあったの?」
イブキの呟きに反応する月夜。
「16シリ~ズにはチメ~てきなケッカンがあんだよぉ~」
「へぇ~……で、アンタがつかいにくそうにしてるトコロは見た事がないわね~」
「スペックやセ~ノ~はモンダイないよぉ~」
「問題ないの?」
「そそ。モンダイはハコなんだよぉ~」
「箱?」
「そそ。プラスチックをへらすカツド~のいっかんで2017ネンからやってんだってさぁ~――で、2024ネンにプラパッケ~ジの99パ~セントさくげんをタッセ~」
「iPhone16ではロゴステッカ~もなくなり、パッケ~ジもカンソなモノに――しかし、このハコがゴミだったっ!」
「かいふ~のさいになかみのスマホがいきおいよくとびだしてくるゲンショ~がタハツっ! iPhoneのタイキュ~セ~はねんねんあがってるけど、おちたバショによってはヒビやワレ、カケになるコトもあって――カイフ~そくジコスマってユ~ザ~がおおかったんだよぉ~」
「へぇ~……事故スマね~……」
「それでアンタのスマホ買った翌日に割れてたのね~」
思い出した月夜だった。