こだわリ。
いつものバス停にて――
「一五時から限定モスバ~ガ~話題?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「モスバ~ガ~では毎日一五時以降に時間限定で販売されている『夜モス』メニュ~が存在する――まあ『夜マック』もあるし、どこでもあるんじゃないかしら?」
「ウチのバ~キンのように朝だろうが夜だろうが、深夜だろうが肉々してるトコロは別よね~」
「バ~キンしんややってなくない?」
「トリプルモスバ~ガ~やトリプルチ~ズモスバ~ガ~。この二つはいずれもパティを三枚使用したボリュ~ムたっぷりなバ~ガ~。レビュ~でもボリュ~ムについては満足しているとの回答が多かった」
「まあ、トリプルってぐらいだから三枚パティよね~……ただモスってソ~スやケチャップなどがハミ出すのよね~……輪切りトマトとかもあって、噛むとアレがズレるのよ、そ~なるとソ~スもチ~ズも一緒にズレってでてきちゃうのよね~……正直、食べにくいの一言だわ。味はいいのに」
残念そうにそういう月夜。
「あれさえなければいいのにな~……」
「バンズとパティとかをバラバラにして、ナイフとフォ~クでちょっとづつたべれば?」
「それバ~ガ~じゃないわよね?」
イブキの提案にそう返す月夜だった。