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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
4220/4294

たいしょ~あいてム。

 いつものバス停にて――


「コ~ラのジハンキでもうイッポンもらえるキャンペ~ンかぁ~……」

 イブキがコ~ラの話題を集めた変なアプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「8ガツ4ニチから31ニチまでジッシする。『コ~クオンさいだい4ホンまでムリョ~まつり』キャンペ~ンかぁ~……さいきんおおいよねぇ~……ジハンキのアプリいれてムリョ~キャンペ~ン」

 そんな事を言っているイブキの隣では、


「あぁ~……そろそろ少なくなってきたわね~……ファミチキ四〇パ~セント増量のやつ……買う前にショ~ケ~スをよく見て買わないとフツ~のがでてくるのよねぇ~……」


「隅にちっさく終了しましたのやつでてるケド、もうちょっと大きな感じで知らせてほし~わよねぇ~……」

 そう言いながら、でかい告知プレ~トにイルミネ~ションで縁取られた様子をイメ~ジする。


「これぐらいしてほし~わ」

 そんな事を言いながら、


「さらに四〇パ~セント増量キャンペ~ンは続くか~……」


「今回は大大大人気のあの商品っ!? スパイシ~チキンかしら?」


「前あったわよねぇ~。ファミチキとスパイシ~チキンの増量――あれも大きかったわ~……」


「一二日から食べる牧場ミルクアイス……さぁ~、来週はなにかしら?」

 そうおもって記事を閉じようとした月夜の指を『ガジっと』掴むイブキ。


「ちょっと、くわしく」

 そういうイブキだった。

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