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ぱすタ。

　いつものバス停にて――

「ジョリ～パスタが新作か～……」

　月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。

「ジョリ～パスタは八月七日から冷製パスタフェア第三弾として『冷製カッペリ～ニ　ウニと贅沢海の幸のウニクリ～ムソ～ス』を販売か～……」

「ウニの冷製パスタでしかもウニクリ～ムか～……絶対おいし～やつよね～」

「ジョリ～パスタでは六月から夏の定番となる冷製パスタの販売を行っています。今回のメニュ～は過去の販売でも好評を得た、ウニを使ったパスタなんって絶対おいし～わよね～」

　そんな事を言いながら、続きを読み進める。

「ミョウバン不使用のウニをトッピングし、ズワイガニのほぐし身、有頭エビ、ホタテ、イカ、ム～ル貝、とびこをいれたパスタ――ホントに豪華な海の幸ね」

「さらにウニの旨味を溶け込ませたクリ～ムソ～スを使用し、西洋わさび――西洋にワサビなんってあるのっ!?　ワサビは日本のもので日本でしか食べられてなくって、西洋では毒って思われると思ってたわ」

「さらに醤油をいれて味変もできるか～……いろいろ楽しみなパスタね～……」

「冷製肉マシマシマシパスタはまだでないのかしら？」

「そんなモノはでないとおもうよぉ～」

　隣でそういうイブキだった。