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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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て~しょク。

 いつものバス停にて――


「吉野家が新メニュ~として角煮を販売か~……」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「『厚切り豚角煮定食』を期間限定で販売。あれイイのよね~……ただ欠点がひとつあるのよ」

 記事をよみながら、そんな事をいう。


「これ定食だけで、単品がないのよね~……牛丼またはカルビ丼を楽しんでうえから角煮を『ズド~ンっ!』ができないのよね~……」


「フツ~のたべてカクニもたべんのっ!?」

 隣でイブキがエイリアンかプレデタ~でも見るかのような目で、


「そ~よ。角煮よ。メインにならないじゃない」


「なってるじゃん」

 イブキが角煮定食を指しながら、


「こ、これは……なんとかの間違いよ。角煮ってゆ~のは、ハンバ~ガ~屋のポテト的な位置なのよ。サイドメニュ~的なポジションとゆ~か~……」


「チョイ足し的な存在なのよ角煮はっ!」


「だから角煮定食ってウチには『フライドポテト定食』みたいな存在なのよ」


「イイじゃん! 『フライドポテトて~しょく』ぜったいはやるよっ!」


「……絶対はやんないわよ」

 そういう月夜だった。

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