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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
421/4319

くらっしゃ〜

いつものバス停にて――


「海外で子供の成績がさがったといって自分でゲ〜ム機を破壊させる親が話題⁉︎」

月夜がおもしろニュ〜スを楽しんでいると、そんな見出しの記事が目についた。


「なぬっ⁉︎」

その呟きにイブキが喰いついた!


「こどもゲ〜ムこわすなんてっ!」

握り拳で怒りをあらわにするイブキに、


「いや〜……一応言っとくけど、そも親も成績が下がった罰としてやったワケで……なにも虐待っぽい話しじゃないっぽいよ、やり方は褒められないケド」


「それにしたってだよっ!」


「アンタだって成績下がったらやられちゃうかもよ?」

冗談めかしでそう言う月夜に、


「ダイジョブ! おと〜さんメッタにおこらないから」


「あ〜そうなんだ」


「ん? そ〜いえばフタツキまえに……アニメみながら『キリシマのメガネをとるだとォォ!!』ってイミふめ~なコトいっておこってたケド」


「あ~そうなんだ……」


「それにウチのゲ~ムきは、かぞくのきょ~ゆ~ざいさんだから」


「じゃ、壊すなんて事はないのね」


「ウチにかぎってはないね~」

 ないないと呟きながらそう言うイブキだった。

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