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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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きんひエ。

 いつものバス停にて――


「コカ・コ〜ラがいつもより2°つめたいコ〜ラをハッピョ〜?」

 イブキがコ〜ラの話題ばかりを集めた変なアプリの中にそんな記事を見つけた。


「いつもより2°つめたいかぁ〜……」


「そ〜いえば、むかしはエアコン設定温度二八°がいいとかいってたのに最近はあれは熱中症にならない最低限の温度って専門家が言い直したよね〜」


「そそ。あれのせいでコンビニにすずみにはいってもヌルいんだよねぇ〜」


「それが二五°とかになって、今年は二三°だもんね〜」


「ドンドンさがっていくねぇ〜……23°セッテ〜なら、ほとんどむかしとかわんないよねぇ〜」


「結局、企業としては電気代抑える大義名分がほしかったのよね〜……環境のためとかいって」


「まあ、2°ひくいオンドのコ〜ラがうられるなら、いいよねぇ〜……コ〜ラのんでタイオンさげて、しかもおいし〜っ!」


「『ムチュ〜ぜんかいコカ・コ〜ラ』キャぺ〜ンとして、いつもより2°ひくいキンひえコ〜クをハンバイっ!」


「コ〜ラをのんですきなコトにムチュ〜になってほし〜かぁ〜……まさにコ〜ラのんですずし〜へやでゲ〜ムざんまいっ!」


「なんか会社のイメ〜ジと違くない?」

 日焼けした男性が炎天下のもと汗をかきながら一気飲みしているポスタ〜を見ながら、そういう月夜だった。

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