あいス。
いつものバス停にて――
「うれてるアイスランキング?」
イブキがそんな記事を読んでいた。
「も〜れっつなあつさのコトシ――たしかに……これはヒトしぬよぉ〜……」
地面で干からびたミミズを見ながら、
「ランキング1イは――『チョコモナカジャンボ』っ!」 まあ、アット〜てきだよねぇ〜……ほとんどのヒトはこのケッカにイロンはないよねぇ〜」
そんな事を言いながら、続きを読み進める。
「しかも、『チョコモナカジャンボ』はメ~カ~がいまだにカンセ~していないハッテントジョ~だっていってるぐらいだモンねぇ~」
「そんな『チョコジャンボモナカ』が1イならナットクだよねぇ~」
「2イは『ジャイアントコ~ン』これもナットクだねぇ~……たしかに『チョコジャンボモナカ』よりはたべないケド、たべるたべるてきなポジション。あのチョコがギッシリコ~ンがイイのよねぇ~……」
「3イは『エッセルス~パ~カップ』これもナットクっ! たしかに『チョコジャンボモナカ』がまいにち『ジャイアントコ~ン』が4ニチ、『ス~パ~カップ』はチョコがあきた――バニラのおいしさをかくにんしたいときにたべるよねぇ~」
「アンタ、アイス毎日食べてんの?」
「このあつさだよっ! たべるでしょっ!!」
逆に食べないの的な勢いで返す。
「あと途中から『チョコモナカジャンボ』が『チョコジャンボモナカ』になってたわよ」
そういう月夜だった。




