よげんとぴザ。
いつものバス停にて――
「なんにもなかったぁ〜……」
残念そうにそんな声をあげるイブキ。
「ピザハットから肉ピザが販売っ⁉︎」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「ピザハットが本格肉ピザを二種類を七月二日から販売している」
「ピザハットが採算度外視で肉に徹底的にこだわったという新商品。希少部位、牛ハラミを使用した『青森県産にんにく香る 牛ハラミの角切りステ〜キピザ』と鹿児島県の黒ブタをつかった『炭火香ばしい鹿児島県産黒豚ピザ』。いずれも素材を厳選し調理法までこだわった――」
「キノ〜のワクワクかんはいったい……なんかおこるとおもったのに〜……」
「一頭から、およそ一パ〜セントしかない牛ハラミの角切りステ〜キ、甘みとコクの強さ特徴の『青森県産ニンニク』を使って、牛ハラミをひきたてる。イイわね〜……ただでさえおいし〜のを肉と相性抜群のニンニクでさらにポテンシャルをひきだす!」
「お! よくみると――7ガツ5ニチはビジョンをみたひで、なにかがおこるのは8ガツ……そ〜なんだぁ〜」
「牛ハラミピザは良さそうね〜……黒豚ピザはまあ……ついでに?」
「そっか! ホントになにかおこるのは8ガツなんだねぇ〜」
そういう二人だった。




