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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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まぜそバ。

 いつものバス停にて――


「牛丼大手にして老舗にして、新鋭の吉野家が新メニュ〜っ⁉︎」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「なにかしら? 新作、超特盛とかスペシャル肉とか、メガ盛り、ギガ盛り、テラ盛りとか?」


「それってメニュ〜なのかなぁ〜?」

 隣でそんな疑問を口にするイブキ。


「『牛玉スタミナまぜそば』……まぜそばっ⁉︎」

 記事を三度読みする月夜。


「吉野家は初の麺商品を七月四日より販売する。まさかのまぜそば……」


「秘伝のタレで煮込んだ牛肉とタマネギ、青ネギ、天かすとタマゴに特製ダレをトッピングしたまぜそば。別に付くニンニクマシマシだれでさらにパンチのある味わいにすることも可能か〜」


「しかし、まぜそばがくるとは〜……」


「吉野家は今年で創業一二五周年。すっごいわよね〜……伝統と格式がある、まさに老舗」


「社長は今後も看板商品の牛丼は変わらず、吉野家は客数を大事にしている。客数は顧客人気のバロメ〜タ〜として、成長戦略に『変身』と『成長』を掲げ」


「多様化する客のニ〜ズに応え、常に挑戦を感じて頂けるものとして今回のまぜそばを発表したか〜……」


「さすがよねっ!」

 そう言い切る牛丼信者だった。

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