ね〜ム。
いつものバス停にて――
「ピザハットが六月十六日から七月一日までピザハット創業祭っ!」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「ピザ大賞店長激推し四を特別価格で提供。ピザ大賞は今まで十万以上焼いてきたピザハットレジェンド店長が選んだピザ大賞の上位四つを一枚にミックスした物っ⁉︎」
「すっごいじゃない! じゃ、これ一枚食べとけば、ピザ大賞全部食べたのと一緒になるのねっ!」
月夜がそんな事を言っている隣では、
「でっかいヤングド〜ナッツがさいはんっ⁉︎」
イブキがスィ〜ツ系の話題を集めたアプリの中にある、そんな記事を読んでいた。
「7ガツ1ニチよりヤングド〜ナッツをおおきくしちゃいましたをサイハンっ!」
「もう、これずっとやってほし〜よねぇ〜」
瞳をド〜ナッツにしながら、そんな事をいうイブキ。
「やく6バイのお〜きさにした。このショ〜ヒン――トクチョ〜てきなシュガ〜のジャリジャリショッカンをさらにたのしめるしたてになっている」
「パッケ〜ジにはヤングド〜ナッツのイメ〜ジキャラ『ヤングくん』がえがかれている」
「ふ〜ん……まあ、おいし〜のはわかってりるしね〜……って、あのキャラそんなナマエだったんだねぇ〜」
そういうイブキだった。




