ろス。
いつものバス停にて――
「セブンが『熟成ダレの牛カルビ弁当』を『ネギ塩カルビ弁当』の消費期限を一八時間から最大二日半にまで延長する」
「いちにちいじょーのびるんだねぇ〜……フユならともかくこのジキにやるんだぁ〜……ダイジョブかなぁ〜?」
隣でそんなコトをいうイブキ。
「もともと短く見積もってたのかしら? 二日半でも問題ないケド、ちょっと長いね一八時間ぐらいにしとけ? 的な感じで決まったとか」
「なんで、それをセ〜キ(?)のジカンにもどしたんだろぉ〜?」
「これまでは鮮度の関係で二〇度での管理を想定していたところを冷蔵保存に切り替えたか〜……米がパサちぃたり、固くなるんだっけ? それをなんとかしたのかな?」
「製造工程と容器を見直し、美味しさ、品質、価格を維持したままチルド弁当に変更できた」
「それによって賞味期限が伸びたか〜……今回の鮮度長期化に食品ロスや店舗での機会ロス、廃棄ロスに貢献できるか〜」
「全部完全受注生産でいいのに」
「いままではうけたリョ〜の2バイつくってたとかやってたよねぇ~……ニホンはそこんトコロうまくやってるとおもってたら、じっさいはうけたリョ〜の2バイつくってた、しかもカカクはセ〜ヒンにうわのせ」
「まあウチが全部もらえるなら別にいいけどね〜」
そんな事をいう月夜だった。




