無価値のレゾンデ～トル

きょ〜りュ〜。

　いつものバス停にて――

「マックがシュラシックワ〜ルドとコラボ？」

　月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。

「マックが映画ジュラシックワ〜ルドとコラボした『ジュュラシックワ〜ルド・バ〜ガ〜ズ』三種類を期間限定で販売かぁ〜……」

「恐竜だからな〜……生肉バ〜ガ〜とか血の滴るバ〜ガ〜とか素材の味をそのままに獲物丸ごとバ〜ガ〜とかありそう？」

　月夜が牛の背中とお腹にバンズを貼り付けただけのイメ〜ジを思い浮かべる。

「恐竜の爪痕をイメ〜ジした特製バンズし、映画中にでてくる陸海空それぞれの恐竜のダイナミックさを表現している。陸の肉食恐竜ティラノサウルスをイメ〜ジした『肉厚ビ〜フ&ガ〜リックオニオンビ〜フ』は肉厚の一〇〇パ〜セントビ〜フパティとガ〜リックオニオンビ〜フフィリングを組み合わせた食べ応えのある一品」

「翼竜ケッァルコアトロスをイメ〜ジした『旨辛ザクザクジュ〜シ〜チキン」ザクザクした衣のジュ〜シ〜チキンパティとスィ〜トレモンソ〜スか〜」

「海竜モササウルスイメ〜ジした『チ〜ズアボカドマヨシュリンプ』は――肉なしか〜……」

　興味をなくしたような抑揚もない声で、

「まあ実質食べるのは2つね。ティラノサウルス食べてデザ〜トにケッァルコアトロスかしら？」

　そんな事をいう月夜だった。