無価値のレゾンデ～トル

みっくス。

　いつものバス停にて――

「ロ～ソンで『でからあげクン　夢のＭＩ味』が販売か～……」

　月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。

「ロ～ソンのからあげクンがおいし～のは全人類が知っているコトだが――」

「ぜんじんるいはど～だろぉ～？」

「からあげクンにはいろんな味があって迷ってしまう……そんな人のために――『でからあげクン　夢のＭＩＸ味』が登場っ!?」

「レギュラ～、レッド、チ～ズ、レモン+マヨキュ～ブ味が一度にっ!?」

「それはイイねぇ～。ひとつのフレ～バ～なんこはいってるとかあるのかなぁ～？」

「？　一度に味わえるってことは全部の味をＭＩＸさせた物じゃないの？　レギュラ～、レッド、チ～ズ、レモン+マヨキュ～ブを一個のからあげにしたんじゃないかしら？」

「そんなアジがケンカしちゃうコトするかなぁ～？」

「ケンカするかしら？　ほら、バトルマンガでも合体すると圧倒的に強くなったりするじゃない！」

　月夜が変な動きをした後に合体したり、ピアスを片方づつつけて合体したりする姿をイメ～ジしながら、

「ん～……ひとつのハコにいろんなフレ～バ～が１コづつはいってるってイミだとおもうけどなぁ～」

　そんな事をいうイブキだった。