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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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てラ。

 いつものバス停にて――


「五月二三日より宇奈ととで販売されているのがすごい?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「『うなテラ丼』……なんかすっごい名前ね~……テラはメガのうえを指しているのかしら?」

 そんな事を言いながら、続きを読み進める。


「名代宇奈ととから新たなスタミナ丼『元気爆発! 状寝るスタテラ丼』が誕生? スタテラ丼って……伝説のあっこは怒らないのかしら?」

 そんな心配をする月夜。


「期間限定で販売する新メニュ~は山盛りのウナギがのったお得度満点の『うなテラ丼』にニンニクの芽、タマネギ、キムチの炒め物、ガ~リックチップをトッピングしたスタミナ食材のオンパレ~ド丼」


「今年も猛暑――最近じゃ猛暑なんって言葉が生ぬるいわよね~……酷暑とか絶暑とか死暑とかに近いわよね~……」

 そんな縁起でもない言葉をつくる月夜。


「まだ暑さに慣れていないこの時期からウナギとスタミナ丼を食べて暑い夏に備えるか~……も~六月から税金投入してウナギと肉とニンニクつかってるトコロはバンバン安くすればいいのに……」


「なんかフコ~ヘ~かんでない? ほかのメシやさんと」


「ほら、ガソリンだって補助金でてるじゃない。アレと一緒よ!」

 肉がインフラと同列になっている月夜だった。

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