めろン。
いつものバス停にて――
「和食さとで『ウナギ&ハモ』フェアか~……」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「五月二二日から一二〇分『ウナギとハモ』が食べ放題になる期間限定コ~スがスタ~ト。人気の三種類の食べほ~だいを掲げるさと――しゃぶしゃぶ、スキヤキ、焼肉。まさに三種神器よね~」
そんな事を言いながら、続きを読み進める。
「香ばしく炭火で焼き上げた鰻をつかった『ミニうな丼』や『うざく』などのウナギメニュ~。国産の活〆ハモを使用した『ハモにぎり』や『ハモ天にぎり』などのメニュ~が登場」
「イイわよね~……ウナギとハモ……」
月夜がそんな事を言っている隣では、
「ソフのしんフ~レ~バ~っ!?」
イブキがそんな記事を読んでいた。
「おぉ! ナツにむけてアイスがおいしくなるキセツにっ!?」
そんな事を言いながら続きを読み進める。
「『ソフ ほっかいど~メロン』が26ニチからハンバイ。ソフからメロンでるんだぁ~……」
瞳をメロンにするという器用な事をしながら、
「ほっかいど~さんのあおにくメロンをシヨ~したカジュ~とほっかいど~さんのミルクをあわせたアイス。ミルクのさわやかなおいしさをタンノ~できうかぁ~……」
「これはぜったいたべないとねっ!」
そういうイブキだった。
 




