こ〜ラ。
いつものバス停にて――
「コ〜ラをノ〜シュクさせた『コ〜ラのかたまり』がワダイかぁ〜……」
イブキがそんな記事を読んでいた。
「コ〜ラのノ〜ショクぎじゅつかぁ〜……けっこ〜むつかしんだよねぇ〜……」
「鍋にいれて煮詰めて残ったカスでいいんじゃないの?」
隣でそんな事をいう月夜。
「コ〜ラをギョ〜シュクさせたハ〜ドグミのようなショ〜ヒン。ハマるヒトはとことんハマる」
「おいしくってかたくってイイ。グミにもとめるかたさ。アメリカあじ。などなど」
「アジやショッカンのこのみがわかれそうな――グミというよりはノ〜シュクしたコ〜ラのかたまり、タンサンぬきコ〜ラをにつめたようなモノ」
「なんか、あまり美味しそうに思えないわね」
「ハ〜ドなショッカンにクラフトコ〜ラのようなノ〜コ〜なコ〜ラフレ〜バ〜『コ〜ラのかたまり』。かみしめるごとにひろがるコ〜ラかん……」
「結局、おいしいの?」
「それがナゾなんだよぉ〜……サンピリョ〜ロン。たぶんグミのこのみっぽいかなぁ〜……ハ〜ドけ〜のかたいのがイイひとと、グミはしっとりやわらかしかみとめないヒトがあらそってるっぽい」
「ふ〜ん……」
興味なさそうな返事をする月夜だった。




