りべりおン。
いつものバス停にて――
「飲めるピザ?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「カレ~は飲み物って言ってた人がいるケド~……ピザも飲めるのかしら?」
「『ピザハット』が五月一九日から『飲めるピザ』シリ~ズを販売した。『飲めるピザ』はシカゴスタイルのディ~プディッシュピザを思わせるたっぷりチ~ズと濃厚な味わいが特徴。まるで飲めるような感覚が味わえるメニュ~」
「べつにピザのみたくないよねぇ~」
隣でそんな事をいうイブキ。
「前回の販売のときは――あ~……再販なのね~」
「前回の販売のときはテレビやSNSで注目を集め、再販を求める声が多数寄せられていた」
月夜がそんな記事を読んでいる隣では、
「まるがめの『うど~なっつ』がスィ~ツせんもんてんとしてオ~プンっ!?」
イブキそんな記事を読んでいた。
「フツ~のド~ナッツではなくうどんコでつくられた『うど~なっつ』はハンバイかいしから、またたくまに300マンこうりあげただいヒットしょ~ひん」
「このほど、この『うど~なっつ』せんもんてんをオ~プンかぁ~……」
「フレ~バ~はチョコスプレ~、プチプリン、ホイップクリ~ム、カスタ~ドクリ~ム、バニラアイス、チョコアイス、まっちゃアイス、スライスア~モンド、フル~ツミックスのトッピングから3シュルイ。さらにソ~スは4シュルイからえらべるかぁ~……」
「もうウドンいらないんじゃないかなぁ~?」
そんな身もふたもない事をいうイブキだった。




