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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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いカ。

 いつものバス停にて――


「スシロ~の『北海道うまいもん祭』か~……」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「北海道のネタや名物が楽しめるフェア。『北海道まるごとほたて貝柱』などをはじめ『炙り豚丼風にぎり』? 豚丼なのに握りなんだ~……」


「今回の目玉は『まるごとほたて貝柱』。冷たい海で育ったホタテの濃厚でコクのある甘み、旨味を楽しめる。ホタテの価格が高騰しているなかでも手軽に味わってほしいという想いから」


「ふ~ん……なかなか良さそうね」

 そんな事を言っている月夜の隣では、


「イカのすきなたべかた?」

 イブキがそんな記事を読んでいた。


「イカはサシミとかたきこみゴハンもイイけどぉ~……やっぱり、イカやきだよねぇ~っ!」


「ショ~ユダレかけててっぱんでジュ~ジュ~やくときのコ~バシしさ、かむほどアジがでてショッカンもイイしいうことないしだよねぇ~」


「たべるカンキョ~もまつりのときってゆ~カンキョ~がダイジだよねぇ~」


「でも、ランキングにはいってないじゃない」

 隣からスマホ画面をのぞき込んでそういう月夜だった。

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