表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
4130/4295

くじラ。

 いつものバス停にて――


「おっととがポケモンになる?」

 イブキがゲ〜ム系の話題を集めたアプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「5ガツのちゅ〜じゅんからポケモンのカタチをした『おっとと ポケットモンスター パッケ〜ジ』をハンバイする」


「まいとしニンキのキカクで――もう1ネンずっとこれでいいよねぇ〜」


「あのクジラの立場がないじゃない」


「クジラなの? おっととだからオットセ〜じゃないの?」


「クジラだって名前は『とと丸』」


「なんでおっととなのにオットセ〜じゃなくってクジラ? クジラぜんぜんカンケ〜ないじゃん」


「最初は名前もなく『赤いクジラ』って呼ばれてたんだって」


「3バイのそくどでおよぎそ〜だねぇ〜」


「それが名前がないのは可哀想って事で一般公募から――四万通の中から『とと丸が選ばれ。一九九七年の四月から『とと丸』となり、初登場から一五年ごしに名前がつけられた」


「ふ〜ん……それまではずっと『あかいクジラ』だったんだねぇ〜」


「選考理由としては覚えてやすくて、日常的に呼んでもらえる事。また『おっとと』といい商品名意識しており、可愛いかあか〜……」

 赤いクジラの画像を見ながら、そういう月夜だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ