す〜パ〜。
いつものバス停にて――
「サ〜ティワンそ〜せんきょかぁ〜……」
イブキがスィ〜ツ系の話題を集めてアプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「ラブポ〜ションがレンパかぁ〜……2イに6000ヒョ〜ちかいサをつけてるから、アット〜てきだねぇ〜」
「35188と29574このサはなかまかうまんないよねぇ〜……ラブポいっきょ〜ジダイかぁ〜……」
少し憂いをこめた表情で、
「チョコミントは6イかぁ〜……21721ヒョ〜……ダイケント〜かなぁ〜」
「十一位の『サ〜ティワンス〜パ〜チョコミント』とどう違うの?」
隣でそう言ってくる月夜。
「ぜんぜんちがうよっ!」
「チョコミントなんでしょ?」
「ス〜パ〜チョコミントだよぉ〜」
「すっごいミントなの?」
「すっごいス〜ス〜っ!」
「一緒じゃない!」
「ゴク〜とス〜パ〜サイヤじんゴク〜みたいなモンだよっ!」
「一緒じゃない!」
「ぜんぜん違うじゃん。つよさもみためも」
「そう?」
「うん。キンパツだしヒトミのいろちがうし、へんなオ〜ラまとってるし、つよさもぜんぜん――」
「チョコミントの話しよ?」
「そっちか! ス〜ス〜どがちがうっ!」
「でも、これってチョコミントとス〜パ〜チョコミントが合わされば一位よね?」
「フュ〜ジョンかぁ〜」
そういうイブキだった。




