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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
4124/4295

ぞ~りョ~。

 いつものバス停にて――


「セブンのお値段そのまま増量祭?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「最近のコンビニはこ〜ゆ〜のやるわよね。もともとファミマかなんかがはじめたんだっけ? お値段そのまま増量とかほぼ四〇パ〜セント増量とか――あのときのファミチキは大きかったわね〜……いや〜……ホントにおっきかった〜……」

 まるで通常サイズはアレになんないかな〜といったニュアンスを含ませつつ、


「まあ、最近はなんでも値上げ、値上げだから量ふやすのは当然よね」


「ねだんあげて『おいしくなって』とか『スッキリして』とか『たべやすくなって』しんト〜ジョ〜とかもあるけどねぇ〜」

 イブキが袋ラ〜メンやポテトチップなどをおもい浮かべながら、


「ぜったい『炭火焼き塩ホルモン』はいれててほしいわよねっ! あれこそセブンで一番おいしくって一番人気だもんねっ!」

 やたらと自信満々にそう言い切る月夜。


「たらことブロッコリ〜のサラダ? 葉っぱはいいわ! 次っ!」


「豚ラ〜メンWチャ〜シュ〜。ちょっと良くなったわ」


「コ〜ン――コ〜ン二倍とかど〜でもいいわっ! 次っ!」


「冷たいまま食べるチキン南蛮タルタル二倍――ちょっと良くなったわっ! 次こそっ!!」


「タルタル2バイっ!」

 なぜかイブキが食いつく。


「シフォンケ~キ、ミックスピザ、ハムマヨ――ないじゃない、ホルモン」


「イブキさんはこの『チョコ&ホイップロ~ル』がきになる」

 隣でそういうイブキだった。

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