びすこフ。
いつものバス停にて――
「ファミマは新しい中華まん『四種類のチ〜ズ肉まん』を販売」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「ふ〜ん……この時期に中華まんをリニュ〜アル……よっぽど自信があるのかしら?」
そういって続きを読み進める。
「二つの部位の肉を使って具材感をだした醤油ベ〜スの味付けに――まず肉なんだ〜……まあ、肉が基本だからそ〜よね」
「さらに四種類のチ〜ズ――ゴ〜ダ〜チ〜ズ、チェダ〜チ〜ズ、パルメザンチ〜ズ、モッツレラチ〜ズの四種をブレンドして旨味とコクのある味わいになっている。へぇ〜……なかなか良さそうじゃない」
「でも四種のチ〜ズ肉まんならチ〜牛とは言えないわよね? チ〜肉? なんかいい言い方ないかしら?」
そんな事を言っている月夜の隣では、
「バ〜キンで『わたくしのビスコフサンデ〜』がオトナデザ〜トになってフッカツっ⁉︎」
イブキがスィ〜ツ系の話題を集めた記事の中にあった、そんなものを読んでいた。
「ビスコフ――?」
なぜかビスコをイメ~ジしながら、
「ビスコをいっぱいつかったサンデ~なのかなぁ~?」
「ビスコフはベルギ~生まれのビスケットの事よ」
「そなんだぁ~……まあ、ビスケットならビスコみたいなモンだよねぇ~」
赤い箱に子供の顔が描かれたパッケ~ジをイメ~ジしながら、そういうイブキだった。




