げ~むうぉっチ。
いつものバス停にて――
「ゲ〜ムウォッチが45シュ〜ネンきねんかぁ〜……」
「えっ! なにアップルウォッチの新作かなにか?」
イブキの呟きにそんな事をいう月夜。
「ちがうよぉ〜。むしろそれとはタイキョクかなぁ〜……」
「対極?」
「そそ。さいしんのギャク――つまり、レトロなやつだよぉ〜」
「1980ネン――ジンルイがブンメ〜をえたジダイ」
類人猿のようなものが穴ぐらからファミコンを片手にでてくる変な光景をイメ〜ジしながら、
「一九八〇年はもっと近代的だと思うケド……?」
まるでイブキの頭の中の光景が視えてるかのような感じで話を続ける。
「ゲ〜ムウォッチ――ゲ〜ム&ウォッチはいまやSwitch2でハケンをとりつつあるニンテンド〜がだしたエキショ〜ゲ〜ムき」
「のちにくるエキショ〜ゲ〜ムじだいのまくあけてきなソンザイだよぉ〜っ!」
「そんな時代知らないケド?」
「そのナマエのと~り。ゲ~ムとトケ~がいったいとなっており、ゲ~ムをしていないときはジコクがヒョ~ジされる」
「スマホでいいじゃない?」
「ジンルイがまだアナにすんでるトコロだから――」
「そんなモンない」
背後に美髯公を浮かべながら、
「ト~ジは『アンド』をハツオンせずに『ゲ~ムウォッチ』といったかんじにいうのがシント~していったかぁ~……まあ、これがジンルイがブンメ~としてカイカするファミコンにつながらんだよねぇ~」
そんなコトをいうイブキだった。




