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いぶき・おぶ・たんくす。
いつものバス停にて――
「月夜! イブキさんセンシャヘ~になる!!」
イブキがなにかの記事を読み終わると、唐突にそんな事を宣言した。
「洗車塀??」
月夜が全身を壁に埋もれさせ顔だけ出てるヌリ壁の様なイブキの姿を想像し、その横でクルマが洗われてる状況をイメ~ジしてしまった。
「そう! ワ~ルドオブタンクスってゲ~ムのウンエ~がトッププレイヤ~にキュ~リョ~をしはらうってハッピョ~したんだよっ!!」
「へぇ~。ゲ~ムしてお金もらえんの?」
「うん! eスポ~ツプレイヤ~のセイカツコウジョ~のためなんだって!!」
「ふ~ん……」
月夜の脳裏に様々なタンクを背負ったイブキがイメ~ジされ、その滑稽な姿に小首を傾げてそう言った。
「うん! いっぱいてきをけちらっしゃうんだからネ!!」
「敵っ!?」
イブキが背負ったタンクをブン回して敵をなぎ倒してる姿を想像してさらに混乱していく月夜だった。




