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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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めざまし。

いつものバス停にて――


「おっそ〜い!」

時間通りにイブキが現れなく、仕方なしに一本遅らせた月夜は太々しくやってきたイブキにむかって開口一番そう言い放った!


「ごめん、ごめん。キノ〜おそくまでゲンテ〜カイイキ――じゃなかった、シュクダイ……そう! おそくまでシュクダイしてたからおくれちゃった」

とても誤魔化しきれない失態の後にそう言い繕う。


「はぁ〜……まあ、いいわ。こんな事いつも事だし」


「さっすが月夜! テンシ――いやいやメガミだね」


「遅刻してきた当人に言われると腹立つわ〜」

月夜のもっともな意見に誤魔化し笑いを返すと、いつも通りスマホを取り出して時間を潰そうとするイブキ。


「イブキさ――」


「ん〜?」


「目覚ましアプリとか使ってないの?」


「ん? なぁ〜にそれ?」


「えっとね……こ〜ゆうの」

そういって月夜は有名どこの目覚ましアプリを表示させる。


世界中のラジオで起こしてくれるアプリ


睡眠のサイクルを計算して浅い眠りの時に起こしてくれるアプリ。


天候などの情報を加味して少し早い時間に起こしてくれるアプリ。


などなど。


「ふ〜ん……ケッコ〜いっぱいあるんだ……」


「おもしろいでしょ? で、どれがいい?」


「ん? イブキさんジブンでおきるからいいよ〜」


「いや! 毎日ほぼ間違いなく遅刻してるよっ‼︎」


結局、月夜のモ〜二ングコ〜ルが一番のイブキだった。

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