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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
385/4314

【17件目ブックマ~ク更新記念ぞ~かんGo】とりあつかい。

 いつものバス停に――向かう途中での出来事。


「おっ! ネコおる!!」

 イブキが茶トラの猫を見つけ、


「しかも、モフれそう! ねぇ、月夜――」

 猫はイブキに注意を向けているものの逃げる様子はない。

 そう判断したイブキはすぐ隣を歩いていた月夜のほうを――


「あれ? 月夜がいない……」

 そのときスマホにLINEのト~クがメッセ~ジが入る。


『近くで気配消してるから探さなくていいよ』


「かくれてるってなにしてんのっ!?」

 イブキがキョロキョロしながらそう言うと、すぐに次のメッセ~ジが届く。


『探さなくてもいいよ。それより猫さわるんじゃなかったの?』


「う~ん……そ~なんだケド……」

 イブキが釈然としない表情のまま立ち尽くしていると、茶トラのほうからイブキの脛の辺りに身体を擦り寄ってきた!


「おぉ! コイツひとなつっこい!! みずからくるとはっ!!!」

 イブキはしゃがみこむと擦り寄ってきた猫の頭や背中をワシワシ、モフモフと撫でまわす。


『尻尾もピンと立ってる尻尾も触ってみて』

 と、月夜からのリクエストに律儀に対応するイブキ。


『あとあと――その子にウチがカワイイよ言ってたって伝えて』


「そんぐらいジブンでいお~よ」

 呟きつつも動物に好かれない体質の月夜にちょっぴり同情するイブキだった。

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