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ばすとあっぷ。
いつものバス停にて――
「『貧乳女子に聞いた胸をおっきくするためにやってる事』だって、イブキも読んでみてよ〜」
月夜がオシャレ系情報を見ていると、目についた記事を開いてイブキに見せる。
「ん? いいよ〜……そ〜いうのひとと〜りためしたから……」
若干、自嘲ぎみにそう呟く。
「もしかしたらイブキに合うバストアップがみつかるかもしてないじゃない」
「ん〜……月夜がそこまでいうなら……」
イブキはそういって月夜のスマホを受け取り――
「ん〜やっぱり、だいたいやったコトあるものばっかし……」
イブキが画面をスクロ〜ルさせながら読み進める。
「あっ! これはやったこと……ない……」
徐々に尻すぼみしていく口調で、最後に力無く月夜にスマホを返すイブキ。
月夜が画面を見てみると――
『彼氏に揉んでもらう』
と、いう項目で止まっていた。




