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ふぃんが~くらっしゅ。
いつものバス停にて――
「スマホのキャンディ――やりすぎでゆびがクラッシュした? わぁ~6シュ~カンから8シュ~カンのあいだノンストップでスワイプしつづけるって……なんて――なんて――」
そこでイブキは――
「なんてリスペクトできるゲ~マ~だましいっ!!」
イブキが瞳を輝かせ、握り拳をつくりながらそう叫ぶ。
「いや、違うだろ!」
それにスナック菓子の袋の抱えた月夜が突っ込みを入れる。
「――だって月夜――って、なんでスナックたべてんの?」
「ん~? いま40パ~セント増量中なんだもん。食べとかないと損でしょ?」
パリパリとスナック菓子を口に運びながら、
「ふ~ん……」
「――で、なにいいかけたの? ぱりぱり」
「あぁ――そうそう。ゲ~ムのやりすぎでおったフショ~はメイヨだよね~って」
「そう?」
「だって、キャンディクラッシュでフィンガ~クラッシュしたんだよっ!」
「ただのダジャレじゃん!」
呆れ顔でそう言い放つ月夜だった。




