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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
381/4313

ふぃんが~くらっしゅ。

 いつものバス停にて――


「スマホのキャンディ――やりすぎでゆびがクラッシュした? わぁ~6シュ~カンから8シュ~カンのあいだノンストップでスワイプしつづけるって……なんて――なんて――」

 そこでイブキは――


「なんてリスペクトできるゲ~マ~だましいっ!!」

 イブキが瞳を輝かせ、握り拳をつくりながらそう叫ぶ。


「いや、違うだろ!」

 それにスナック菓子の袋の抱えた月夜が突っ込みを入れる。


「――だって月夜――って、なんでスナックたべてんの?」


「ん~? いま40パ~セント増量中なんだもん。食べとかないと損でしょ?」

 パリパリとスナック菓子を口に運びながら、


「ふ~ん……」


「――で、なにいいかけたの? ぱりぱり」


「あぁ――そうそう。ゲ~ムのやりすぎでおったフショ~はメイヨだよね~って」


「そう?」


「だって、キャンディクラッシュでフィンガ~クラッシュしたんだよっ!」


「ただのダジャレじゃん!」

 呆れ顔でそう言い放つ月夜だった。

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