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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
376/4314

♯全日本もう帰りたい協会。

 いつものバス停にて――


「う~……ねむいよ……ダルいよ……」

 イブキがフラフラと消耗しきった姿でそんな事を呟いてる。


「また急に寒くなったしその気持ちはわかるケドね……」

 あきれ顔で言う月夜に、


「う~……かえりたいよ、ガッコウいきたくないよ……」

 と、五月前に五月病になるイブキ。


「また夜更かししてゲ~ム?」


「う~……それもあるケド……なんかゲツヨ~びとかカヨ~ってすっご――――っくダルくない?」

 イブキが『すごく』の辺りをかなり強調しながら、


「うん。わかるけど、ホラ――も~すぐゴ~ルデンウィ~クだし」


「それはそれ。いまはシュ~マツまでのなっがいみちのりをかんがえると……」

 イブキがそこで『ハっ!』となにかに気づいたよ~な表情をすると、


「なんか、もうガッコウにいったきがするし、キョ~はこれでかえってもいいよね」

 クルっと踵を返すイブキ。


「いや、ダメだろ」

 その襟首を光速の速さで捉える月夜。

 そのまま丁度やってきたバスにイブキをズルズルと引きづりながら乗り込むのだった。

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