表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
37/4292

うなぎゅ~

 いつものバス停にて――


「ねぇ、イブキ」

「なぁに~?」

 月夜は持っていたチラシを指しながら、

「今日帰りさ、食べていかない?」

「いいけど…………ギュードン?」

「んふっふっふっふっふっふ――28日からウナギ始まってんだよ~ウナギだよウナギ、ニュルニュル~」

「なんか今日の月夜ちょっと変!?」

「だってウナギだよ、ウナギ~」

「イブキさんはそこまで好きじゃないから……そういえば」

「ん?」

「ウナギって海のモン? 山のモン?」

「ゐっ!? た、確か海だった気がする……」

「ふ~ん」

「確か出世する」

「出世すんの!? うちのおとーさんだってしないのに!!」

「確かシラスウナギ→アナゴ→ウナギ→ウミウシって感じに出世していって、最後のウミウシを使ったのがウナギュウになれる!」

「そうなの!? 時間かかってんだ~」

「そうなんだよイブキ。だから味わって食べないとね~♪」


 始終、ハイテンションの月夜という珍しい日だった。

 今年はシラスウナギの漁獲量が去年の2倍だそうで価格は低下するというニュースが私の今年一番のニュースです。 W杯? STAP細胞? ゴーストライター? なにそれおいしいの?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ