表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
361/4306

かふんしょ〜。

いつものバス停にて――


「イブキ! その格好どうしたのっ⁉︎」

約束の時間よりもやや遅めに現れたイブキを一目するなりそう言い放つ月夜。


大きなマスクに度のはいってないメガネ、メイクはいつものロリっぽさ強調する仕上げではなく、限りなくベ〜スメイクのみという格好に頭には――


「あっ! もしかして花粉症?」

月夜いまだに症状がでていないが、友達や家族にちらほらと花粉症対策をする者が出始めた事を思い出した。


「――のフリだよ」

でっかいマスクをアゴまで下げてそう言うイブキ。


「フリ? なんでまたそんな事してんのよ」

月夜が当然誰もが抱く疑問口にする。


「ふふり。これみてよ」

そういってイブキがポケットからスマホを出しブックマ〜ク登録しておいた情報サイトをみせる。


「男性はヒ〜ロ〜願望があるので花粉症や病気で弱ってる女の子に惹かれる?」


「そうそう。いままでイブキさんはゲンキすぎたんだよっ! だからモテなかったんだよっ‼︎」


「じゃ、と〜ぜん花粉症じゃないワケ?」


「あったりまえやよ!」

あっ! 噛んだと思っても口にしない月夜はイブキの頭に視線をむけ――


「そだね。イブキってニブそ〜だもん」

現れた時から、ずっと頭にひっついてる蝶々を見ながらそう呟いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ