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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
348/4323

ふぁ〜すときす。【ステマ回】

いつものバス停にて――


「こ、これが……」

イブキが美形男子キャラ描かれた円盤型の缶をもってムネをトキメかせていた!


「かえちゃった! すっごいニンキだったのにかえちゃったっ‼︎」

ひとしきりレア感を味わった後に、包装を開封する。


「ん? ど〜したのイブキ」

開封した事によって耳ざとく――いや鼻ざとく食べ物に反応する月夜。


「な、なんでもないよ月夜」

イブキは咄嗟に飴の詰まった円盤型の缶を隠しそう誤魔化す。


「ふ〜ん……なんか食べ物の気配がしたよ〜な気がしたんだけど……」

月夜の鋭いカンにドキっとしつつ、見つからなかった事に安堵し、少し距離を取ると待望の――


「これがそ〜なんだ」

イブキが今までやってきた恋愛――人気ブラウザゲ〜ムのコトを反芻し感慨深く呟く。


「これがファ〜ストキスのあじなんだネ。いくよ! イブキさんいっちゃうかんね‼︎」

興奮を抑えながらそう呟き缶中から一粒の飴を取り出し口に――


「いっただき!」

いま、まさにイブキの口にはいりそうな飴は途中でそんな声とともにかっさわれ――


「う〜ん……おいひ……なんか雨の日の放課後ってな味だね」

口内でコロコロと転がし、ポッコリと膨らんだ頬で幸せそうに微笑み月夜。


「あっ……あっ……」


「う〜ん……この飴ホントおいひ」


「い、イブキさんの……」

イブキが怒りに身体をワナワナさせ、


「イブキさんのファ〜ストキスかえせっ‼︎」


「はひ?」

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