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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
334/4311

さいごのばんさん。

 いつものバス停にて――


「女子に聞いた、「明日死ぬとしたら最後に何を食べたい?」かランキング」

 月夜がスマホでグルメニュ~スを見ていると、そんな記事が目に留まり、興味本位で開いてみる。


「そんなんあるんだっ!?」

 イブキがその呟きを聞くと、驚きの表情を顕わにする。


「やっぱし、美味しい物は人を幸せにするからね~。イブキは最後には何食べたい?」

 月夜の振りに、


「イブキさんは――たべるモノはなんでもイイから、さいごのしゅんかんまでクソゲやキチクゲ~をじゅっきょ~しつづける!」

 グっと握り拳をつくってまで言い切るイブキ。


「はぁ~……家族で過ごすとかもっとマシな過ごし方があると思うケド……」


「シチョ~さんはかぞくです! なかまです!! ド~シなんですぅ!!!」


「ああ。そうですか……。それよりも――」

 力説するイブキを軽く流すと、


「1位は寿司なんだ~」


「オスシなんだ」


「そ~みたい。他には――2位が焼肉とおにぎり、4位が味噌汁5位ステ~キ、6位がラ~メンとスキヤキだって」


「ふ~ん……オニギリとミソシルいがいはおとこのヒトといっしょっぽいね」


「あっ! そうかもネ」


「月夜だったらなにがたべたいの?」


「ウチ? ウチなら――」

 少し考え込んだ後に――


「全部かな」


「……だよね」

 わかってたという表情でそう言うイブキだった。

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