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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
329/4318

まだこない……

いつものバス停にて――


「じんせ〜でさんかいはくる、モテき――まだのヒトは4わりごえ」

イブキがそんな如何わしい記事を読んでいる。


「ねぇねぇ――」

月夜が餅要りハ〜ゲンバカ売れ――買い貯めしなきゃと考えてるとイブキが話しかけてくる。


「なに?」


「月夜はモテきとかあったの?」

イブキがふと思い付い疑問を口にする。


「ウチ? ウチは――」

そういって月夜は思案顔になる。


「まあ、月夜にモテきなんかきてるワケないよね〜」

イブキの言葉にカチンときた月夜は――


「あ、あるわよ」


「あるんだっ⁉︎」


「も、もちろんよ」

と、言いつつ歪な笑顔を浮かべる。


「ねね――どんなかんじだったの?」

聞かれても、人生で一度も男性と付き合った事はおろか「温めてください」「袋はいいです」以外の会話を異性としたことがない月夜は――


「あ、あれはなってみないとわかんないよ……言葉で説明できるものじゃないからね〜」


「ふ〜ん……そなんだ」


「う、うん。そうだよ」

二人のモテ期がいつ訪れるのかは誰も知らない。

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