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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
313/4326

きねんび。

 いつものバス停にて――


「ふ~ん……2月12日ってブラジャ~の日なんだ」

「へぇ~。そんなひがあるんだ」

 月夜の呟きにイブキがそんな感想を洩らす。

「ちなみに2月14日はなんの日かわかる?」

「バレンタイン! チョコあげて「カワイイ! つきあって」っていわれちゃうひだよっ!!」

「違う、違う」

 イブキのコ~フンぎみの主張を月夜は軽く受け流し、

「フンドシの日なんだって、ドスコイ! ドスコイ!」

「ふ、ふんどし……」

「そう。フンドシ」

「ま、まあ。ブラジャ~のひがあるならフンドシのひがあってもベツにフシギじゃないかな?」

「そ~だね。どっちもイブキにはカンケ~なさそうな日だけど」

「あるよっ! さすがにつけてるよっ!!」

 そう抗議するイブキだった。

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