304/4306
もんど。
いつものバス停――に近くにあるコンビニにて――
「う〜ん……」
イブキがデザ〜トコ〜ナでいくつもの商品と睨めっこしていると、
「イブキ〜早く行かないと乗り遅れちゃうよ」
「じゃ、このモンドなんちゃらってやつとってるやつにしよ」
そう言いながら、パッケ〜ジに『モンドセレクション金賞受賞』と描かれたデザ〜トをてにとってレジに向かう。
「う〜イマイチ……モンドもアテになんないな〜」
歩きながら今食べてる物をそう評すイブキ。
「そりゃ、モンドセレクションって味で評価してないからでしょ」
「へ? ほ〜なの?」
「確かモンドセレクションってパッケ〜ジと実物に差異がないからで、味は関係ない」
「ほへ〜。そうなんだ」
「うん。天然水とかも受賞してるから」
「へぇ〜。月夜はなんでもしってるネ」
「なんでもは知らないわよ。食べ物に関する事だけ」
「そっか、そっか」
「……突っ込みなさいよ」
「へ? どこを?」
心底、不思議そうな顔をするイブキだった。




