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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
302/4299

くの〜

いつものバス停にて――


「下着メ〜カ〜が睡眠用のブラを販売⁉︎」

月夜がオシャレ系ニュ〜スを見ていると、そんな見出しも記事が目に停まった。

「ん? そんなのヒツヨ〜あんの?」

月夜の呟きが耳に入ったのか心底、不思議そうな顔をしたイブキがそんな事を言った。

「仰向けで寝ると息苦しくなったり、うつ伏せで寝ると肩や背中痛くなって起きちゃうじゃん。寝返りもやりづらいし」

「……そんなケ〜ケンしたコトないよ」

月夜はイブキの見事ツルペタな胸に視線を合わせた後、

「……いいな」

「なにがっ⁉︎」

持つ者しかわからない苦労を理解できないイブキだった。

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