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ぞ〜かんGo
「「せ〜のっ――」」
「「11件目のブック〜クぞ〜かんはっじまるよ〜‼︎」」
「ぞくぞくふえてくね〜イブキさんのファン」
「なんでウチのファンはいない事が前提なのかしらないけど、2015年始まったばっかりなのに幸先は良いね」
「このチョ〜シでほんぺんもすすんでいけばイイよね〜」
「進んでいくもなにも、目的なんかあったっけ?」
「えっ⁉︎ イブキさんがウンメ〜のカレシとであうラブストーリーじゃないの? このおはなし」
「すっごい突然⁉︎ そんな様子や伏線なんか全くないのにドコでそ〜思った⁉︎」
「え〜! ずっとそ〜おもってたのに……ダマされた……イブキさんカワイソ〜」
「大丈夫だよ」
落ち込むイブキに月夜が慰めるように優しく接する。
「うわ〜ん‼︎ ことしじゅ〜にゼッタイ、ゼッタイ――カレシつくるモン‼︎」
泣きながらそう叫び走り去るイブキの背中を見つめながら、
「これから応援よろしくお願いします」
月夜がそう締めくくった。




